三谷梓詩集こいのぼりから
 冬・・・

12月の詩

ほしがき
学校に行くとき
ほしがきみつけた。
二かいのやねから三本
ぶらさがったほしがきみつけた。
梓も作ったよ。
一年生のとき作ったよ。
吉松先生がおしえてくれた。
しぶがきがお日さまの力で
あまくなるんだよ。ね。

クリスマスツリー
クリスマスツリーきれいだな
ピカピカでんきが、
ついたりきえたりひかったり。
クリスマスツリーってたのしいな。
サンタさん、なにくれるの?
サンタさんに、お手がみかいて
おねがいしたよ。
あずさに、
セーラームーンになれる本ください。
おかあさんに、
あかちゃんのつかうおしゃぶりください。
サンタさんは、
いつもそりにのって、
リンリンシャンシャンくるの?

じょうききかんしゃみたい
きしゃみたい
おふろからあがったら
梓の体からけむりがでるよ。
きしゃみたい
ポッポー
頭からけむりがでる。
きしゃみたい
ポッポー
あったかいなー。

じょ夜の鐘の音
ゴーンゴーン
おふとんの中で静かにしていたら
きこえてきた。
百八つなる。
体の中からわるいところが消えるんだって。
でも梓はちょっとこわかった。
静かにゴーンゴーン
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三谷 梓 詩集『こいのぼり』・・・冬
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