三谷梓詩集こいのぼりから
 夏・・・

8月の詩

どうくつたんけん(竜河洞)
くらかった。
せまかった。
さむかった。
こわかった。
きもちわるかった。
パパがおこった。
「こわがるの、やめろ」って。

ふしぎな高知
♪「よっちょれよ」
なるこ、手に持っておどりたい。
よさこいまつりおどりたい。
「よっちょれよー」
カチャカチャいいちょうし。
梓はおどりが大好きだ。
「よっちょれよーよっちょれよー
よっちょれ、よっちょれ、よっちょれよー」
しぜんに体がうごいちゃう。
ふしぎな高知。
ウツボ

ウツボりょうり
パパがウツボを食べた。
ウツボのたたきを食べた。
ウツボは海のギャング。
「こりこりおいしい」っていった。
「よく食べたねパパ」
きもちわるーい。

パパのアイスクリームパパ
パパがないしょで
バニラのアイスクリームを
一口たべた。
おいしくておいしくて
ぜんぶたべちゃった。
一はこ、みんなたべちゃった。
ないしょでたべちゃった。
ママも梓もおどろいた。
だって、たべようとおもったら、
ないんだもん。
パパ、おなかいたい?
だいじょうぶ?
チョコのは梓のだよ。
チョコだけは、のこしてね。
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三谷 梓 詩集『こいのぼり』・・・夏
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