三谷梓詩集こいのぼりから
 秋・・・

11月の詩

おちばくるくる落ち葉
かぜがふいた
木のは、くるくるくる
おちてきた。
はるかもくるくるくる
あずさもくるくるくる
木のはとおどったよ。

フウセンかずらフウセンカズラのたね
フウセンかずらのたね、
しってる?
白いハートもようだよ。

かげ
かげって忍者みたい
だって前にいったり後ろからついてきたり
と中できえたりまた出てきたり。
長ーくなったり。
いつも私のまねをする。
かげってふしぎだね。

ねつがつたわる
おかあさんの手と梓の手をつなぐと
梓のねつがお母さんにつたわって
お母さんのねつがあずさにつたわる。
手のあたたかさがつたわって
心もあったか。あったかい!
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三谷 梓 詩集『こいのぼり』・・・秋
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